当院では、鼻中隔彎曲症や肥厚性鼻炎の患者様に対し、内視鏡による日帰り手術を行います。
鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎の内視鏡手術とはどんな手術?
左右の鼻の間には「鼻中隔」というついたてがあります。
鼻中隔は成長とともに左右どちらかにたわむことが多く、このたわみが強すぎて、鼻腔が狭くなってしまった状態を鼻中隔彎曲症といいます。
この鼻中隔は軟骨と複数の骨で構成されており、これらの彎曲した部分を切除することで鼻づまりを改善させます。
また鼻中隔彎曲症は、鼻の外側にある「下鼻甲介」という襞(ひだ)の肥厚を引き起こすため、同時に下鼻甲介を減量する手術を行うことが多いです。
手術の効果
内服や点鼻による治療で改善しない鼻づまりを改善させることができます。
麻酔について
当院では麻酔科専門医による全身麻酔での日帰り手術を行っております。
患者様の手術中の状態を麻酔科医が責任を持って管理します。
患者様は眠っている状態ですので、不安や痛みを感じることなく手術を受けることができます。
日帰り手術について
従来、鼻中隔彎曲症や肥厚性鼻炎の手術では1週間前後の入院をしていましたが、近年では1泊2日、日帰り手術といった短期滞在型手術を行う施設が増えてきています。
日帰り手術(短期滞在型手術)の説明、手術の流れについては、こちらの案内ページをご確認ください。
費用について
手術の費用は高額となりますが、高額療養費制度の対象となります。
手術の費用と高額療養費制度については、こちらの案内ページをご確認ください。
鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎の手術についてのよくある質問
- 手術時間はどのぐらいかかりますか?
- 複数の手術を同時に行うケースもありますが、およそ1~3時間の手術になります。
- 手術による副作用はありますか?
- 術後に出血することがあります。出血量が多い場合には止血処置が必要となります。
- 術後、何日くらいで仕事復帰できますか?
- デスクワークでしたら、手術1~2日後から復帰していただけます。
肉体労働に従事している方は、手術2週間後からの復帰となります。
家事、食事、飲酒など、退院したらすぐに元の生活に戻るのではなく、無理せず徐々に元の生活に戻りましょう。
※シャワー浴は手術翌日から、入浴は1週間後から可能です。ただし、入浴が可能になってからも長湯はしばらく控えてください。