岡山耳鼻咽喉科クリニックでは、慢性副鼻腔炎・蓄膿症、鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎、慢性中耳炎などの日帰り手術を行っております。手術に関するご相談やご質問は、お電話(086-803-3387)・LINE事前相談にて受け付けております。お気軽にご相談ください。
日帰り手術(短期滞在型手術)について
従来、手術では1週間前後の入院をしていましたが、近年では1泊2日、日帰り手術といった短期滞在型手術を行う施設が増えてきています。
短期滞在型手術といっても、手術の内容や範囲は変わりませんので、手術後の出血や痛み、体のしんどさが軽いわけではありません。
ただ、多少の出血や痛みはあるものの、手術当日の夜から自宅で家族とともに過ごすことは不可能ではありません。
ご家族の都合、仕事の都合などで入院できない方にとって、日帰り手術という選択は、十分検討するに値するものだと考えています。
※術前の検査、診察、説明にはお時間がかかります。手術希望がございましたら、事前にお電話(086-803-3387)・LINE事前相談でご連絡いただきました方が、診療をスムーズに進めることができます。
日帰り手術の対象となる疾患
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の日帰り手術
当院では、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に対して、内視鏡下鼻副鼻腔の日帰り手術(ESS)を行います。
内視鏡下鼻副鼻腔手術は、鼻の穴から数本の細い器具を入れて行う手術です。
鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎の日帰り手術
左右の鼻の間には「鼻中隔」というついたてがあります。
鼻中隔は成長とともに左右どちらかにたわむことが多く、このたわみが強すぎて、鼻腔が狭くなってしまった状態を鼻中隔彎曲症といいます。
鼻中隔は軟骨と複数の骨で構成されており、鼻中隔弯曲症・肥厚性鼻炎の日帰り手術では弯曲した部分を切除・矯正することで、鼻づまりを改善します。
アレルギー性鼻炎の日帰り手術
当院では、投薬で十分な症状緩和が得られないアレルギー性鼻炎の患者様に対し、内視鏡による日帰り手術を行っています。
アレルギー性鼻炎の日帰り手術は、鼻閉を改善する手術と鼻汁・くしゃみを改善する手術に分けられます。
慢性中耳炎の日帰り手術
当院では、慢性中耳炎の症状で困っている患者様に対し、病変が鼓膜に限局している場合に鼓膜の閉鎖(鼓膜閉鎖術)を行っております。
可能であれば、薬物療法で耳漏を止めてから手術をすることが望ましいと考えます。
涙道閉塞の日帰り手術(DCR)
涙道閉塞(るいどうへいそく)とは、目から鼻へと涙を排出する通路(涙道)が何らかの原因で塞がれてしまい、涙が正常に流れなくなる状態です。涙の排出を改善するため、内視鏡を用いて涙嚢と鼻腔の間に新たな通り道を作ります。
手術実績
| 手術名 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型 | 1 | 67 | 64 |
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型 | 2 | 59 | 96 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(鼻中隔矯正術) | 2 | 114 | 144 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型(前弯手術) | 0 | 0 | 2 |
| 内視鏡下鼻中隔手術IV型(外鼻形成術) | 0 | 2 | 6 |
| 内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(粘膜下下鼻甲介骨切除術) | 6 | 252 | 324 |
| 後鼻神経切断術 | 4 | 171 | 219 |
| 鼻副鼻腔腫瘍切除術 | 0 | 0 | 2 |
| 唾石摘出術 | 0 | 0 | 1 |
| 鼻甲介切除術(中鼻甲介胞巣切除術) | 0 | 0 | 10 |
| 合計 | 15 | 665 | 868 |
※例数は片側の手術で1例として集計しております。
当院の日帰り手術の特徴
当院では、慢性副鼻腔炎・蓄膿症、鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎、慢性中耳炎などの 日帰り手術を行っております。
全身麻酔にも対応し、病院と同等レベルの安全管理のもとで手術を行っています。
術前評価から麻酔管理、術後の回復確認までを一貫して行い、
安全性を確認したうえでご帰宅いただける体制を整えています。
必要に応じて入院医療機関との連携も可能です。
院長による一貫した手術体制
診察から手術、術後フォローまで院長が一貫して対応しています。
治療方針に一貫性を持たせ、安心して治療を受けていただける体制を整えています。
大学病院・基幹病院での鼻副鼻腔手術の経験をもとに対応しています。
内視鏡外科技術認定医による手術
院長は日本内視鏡外科学会の「内視鏡外科技術認定医」です。
一定の技術と経験が認められた医師に付与される資格で、すべての手術を院長が執刀しています。
安心できる体制
手術には合併症が生じるリスクがあり、全身状態によっては入院治療が必要となる場合があります。
当院では地域の基幹病院と連携しており、入院加療や高度な医療が必要と判断された場合には、速やかにご紹介できる体制を整えています。
当院での日帰り手術が適しているかどうかは、安全性を最優先に判断していますので、ご不安な点があればお気軽にご相談ください。
病院での手術をおすすめする場合について
全身状態に影響のある既往症があるなど、全身麻酔のリスクが高い場合は、病院での手術をおすすめすることもあります。
手術が必要かどうか、日帰りで対応できるかどうかは、診察や検査をしてみないとわからないことも多いです。
「まず話だけ聞いてみたい」という段階でも、お電話(086-803-3387)・LINE事前相談にて受け付けております。
ぜひお気軽にご相談ください。
日帰り手術と入院手術の比較表
| 日帰り手術(当院) | 入院手術 | |
|---|---|---|
| 入院 | 不要(当日帰宅) ※ご希望に応じて連携医療機関 への入院も可能 |
必要(数日〜1週間) |
| 麻酔 | 全身麻酔 | 全身麻酔 |
| 担当医 | 院長が一貫対応 | 担当医が複数の場合あり |
| 予約 | 比較的取りやすい | 混み合うことが多く、 手術までお待ちいただく場合がある |
| おすすめの方 | ・早期の社会復帰を希望される方 ・仕事や育児などで入院が難しい方 |
・持病をお持ちの方 ・合併症への備えを万全にしたい方 |
不安な方へ
鼻づまりや副鼻腔炎の手術を検討される際、「自分は日帰りで大丈夫なのか」「入院したほうがいいのか」など、不安な段階でも構いません。
診察のうえで、最も安全で負担の少ない方法をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。
お電話(086-803-3387)・LINE事前相談にて受け付けております。
日帰り手術の流れ
Step1ご来院
受付や問診票で手術を希望される旨をお伝えいただくと、診察がスムーズに進みます。
また、紹介状をお持ちの方は、事前に来院日時をご連絡ください。お電話またはLINE事前相談をご利用いただくことで、優先的に診察させていただきます。
問診、鼻腔内視鏡検査、副鼻腔CT検査、アレルギー検査、嗅覚検査などを行い、治療方針を相談させていただきます。 手術を行うこととなった場合には、手術、術前検査の日程を調整します。
内服薬や点鼻薬で改善する可能性がある場合には、しばらく通院治療を行い、CT検査での再評価で改善がなければ手術のご相談をさせていただきます。
Step2術前検査
手術の1か月前に心電図、胸部レントゲン検査、呼吸機能検査、血液検査を行います。
術前検査には1~2時間かかります。
後日、麻酔科医師と確認し、手術を行うことに問題がないか判断します。
Step3手術説明
術前検査日に、術前検査結果と合わせて手術の内容、リスクなどについて手術同意書をお渡しした上で説明いたします。
基本的にご家族も同席していただくようお願いいたします。
Step4手術当日
術前の絶飲食時間を守っていただき、体調に問題がなければ、予定通り手術となります。
手術は内容によりますが1~3時間かかります。
術後、1~3時間ほど当院で経過観察させていただきます。
Step5帰宅
必ず付き添いの方と一緒にご帰宅ください。翌朝まで家族や友人の方に付き添っていただくよう手配をお願いします。
(付き添いの手配ができない方、遠方地からご来院される方はご相談ください。近くの提携病院に1泊入院していただくよう手配いたします。)
術後2時間で水分摂取可能となります。
手術当日はシャワー、入浴は避けてください。
Step6手術翌日~数日後
来院していただき、鼻の中に入っている止血剤を取り除いていきます。
鼻洗浄(鼻うがい)を開始していただきます。
手術翌日からシャワー浴は可能です。入浴は1週間控えてください。
Step7手術1週間後~1か月後
1~2週間毎に来院していただき、処置を行います。
Step8手術3か月後
CT検査、鼻腔通気度検査などで手術の効果を確認します。
日帰り手術の実施日
水曜午前、土曜午後
※手術の予定が埋まってしまうことが増えております。
緊急対応が必要な患者様のために、上記日程以外にも手術を行っておりますので、ご相談くださいませ。
費用について
当院の治療・手術はほとんどが保険診療の対象となり3割負担の金額となります。
また、手術の費用は高額となりますが、高額療養費制度の対象となります。
手術費用
| 手術名 | 3割負担額 |
|---|---|
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)【片側】※1 | ¥74,730 |
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)【両側】※1 | ¥149,460 |
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術)【片側】※2 | ¥96,240 |
| 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術)【両側】※2 | ¥192,480 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(鼻中隔矯正術) | ¥19,860 |
| 内視鏡下鼻腔手術Ⅰ型(粘膜下下鼻甲介骨切除術) | ¥23,820 |
| 経鼻腔的翼突管神経切除術【片側】 | ¥91,380 |
| 経鼻腔的翼突管神経切除術【両側】 | ¥182,760 |
(※1)4つの副鼻腔のうち2~3つを開放する手術
(※2)4つの副鼻腔のうち全てを開放する手術
お支払い方法
現金の他、各種クレジットカード、交通系電子マネー決済に対応しております。
あらかじめ使用限度額をご確認ください。
高額療養費制度について
1か月(1日から末日まで)に支払った医療費の窓口負担額が一定額を超えた場合、「高額療養費制度」が適用され、超えた負担額を高額療養費として加入している医療保険から支給されます。
| 所得要件 | 1か月の上限額 |
|---|---|
| 年収約1,160万円~ 健保:標報83万円以上 国保:旧ただし書き所得901万円超 |
252,600円+(総医療費 - 842,000円)×1% |
| 年収約770~約1,160万円 健保:標報53万~79万円 国保:旧ただし書き所得600万~901万円 |
167,400円+(総医療費 - 558,000円)×1% |
| 年収約370~約770万円 健保:標報28万~50万円 国保:旧ただし書き所得210万~600万円 |
80,100円+(総医療費 - 267,000円)×1% |
| ~年収約370万円 健保:標報26万円以下 国保:旧ただし書き所得210万円以下 |
57,600円 |
| 市民税非課税世帯 | 35,400円 |
※70歳以上の方は自己負担額が変わります。
※過去12か月以内に同一世帯で高額療養費に該当した月が4回以上あった場合も自己負担額が変わります。
- 国民健康保険の方
お住まいの市町村の国民健康保険課の窓口へ行って申請をするか、それぞれの市町村のホームページから申請書をダウンロードして必要事項を記載して郵送します。 - 協会けんぽの方
保険証に記載されている協会健保の各都道府県支部の窓口へ行って申請をするか、ホームページから申請書をダウンロードして必要事項を記載して郵送します。 - 社会保険など、各保険組合
国民健康保険、協会けんぽ以外の個別の保健組合に入っている場合は、その保険組合の窓口へ行って申請をするか、もしくは各ホームページから申請書をダウンロードして必要事項を記載して郵送します。
限度額適用認定証
事前に限度額適用認定証を交付されていると、入院や外来で医療費が高額になる場合、医療機関等の窓口に提示することで、1医療機関ごとの一部負担金が自己負担限度額までとなります。必要な場合は、あらかじめ各区役所市民保険年金課、各支所・地域センターに交付申請をしてください。
※有効期間は毎年7月31日までです。8月以降も引き続き使用するには更新申請が必要です。
または、マイナ保険証を利用すれば、限度額適用認定証の交付申請をしなくても1医療機関ごとの一部負担金が自己負担限度額までとなります。
※保険料の納付状況によっては、一部負担金が自己負担限度額までとならない場合があります。
難病の方のための特定医療費助成制度
難治性の慢性副鼻腔炎の「好酸球性副鼻腔炎」は、難病医療費助成制度の対象となります。
この疾病は、多発性鼻茸と粘度がある鼻汁により、鼻閉と嗅覚障害となる副鼻腔炎です。
必要書類を揃えた上で、保健所の窓口へ提出すると医療費の自己負担割合が2割となり、自己負担上限額が設定されます。
⇒詳しくは岡山県の案内ページをご確認ください。
医療保険について
当院での治療は、患者様がご加入されている医療保険の適用対象となる場合がございます。
ご加入の保険会社へお問い合わせいただき、契約内容をご確認いただきますようお願い申し上げます。
その他給付金について
生命保険にご加入中の患者様は、手術給付金を受け取れる場合がございます。
ご加入の保険会社へお問い合わせいただき、給付金の対象となるかをご確認ください。
診断書が必要な場合は、保険会社指定の用紙をご持参ください。
病名、手術名、Kコード(診療・手術の点数表の番号)が必要な場合は、スタッフまでお申し付けください。
日帰り手術のご相談・お問い合わせ
手術希望がございましたら、事前にお電話(086-803-3387)もしくはLINE事前相談でご連絡いただきました方が、
診療をスムーズに進めることができます。
LINE事前相談では、手術の必要性や治療方針の目安、手術前後の流れなどについて、手術担当医(院長)へ直接ご相談いただけます。
よくある質問
- 麻酔は局所麻酔ですか?
- 当院では、全身麻酔による手術を行います
そのため手術中は眠っていただいた状態で受けられます。 - 手術時間はどのぐらいかかりますか?
- 手術の内容によりますが、およそ1~3時間かかります。
- 手術による合併症はありますか?
- 副鼻腔の近くには脳や目などの重要な構造があり、損傷しないよう注意が必要です。
そのような損傷を避けるため、当院では高解像度内視鏡、ナビゲーションシステムなどを導入しております。 - 手術当日の来院では、付き添いが必要ですか?
- 基本的に付き添いは不要ですが、ご家族による送迎などは患者さんへの負担も抑えられるためご協力をお願いしております。
- 手術直後は誰かに近くにいてもらった方が良いですか?
- 手術翌日の朝までは、そばにいられる方が必要です。
おられない場合はご相談ください。
近くの提携病院に1泊入院していただくよう手配いたします。 - 手術後に気を付けることはありますか?
- 手術後1週間は、出血の原因になるため鼻を強くかまないでください。
手術後2週間は飲酒、激しい運動はさけてください。
また、鼻呼吸ができるまで口呼吸となりますので口腔内の乾燥を防ぐため、こまめに水分補給や加湿器などによる湿度調整を行うことをおすすめしております。
止血剤の影響、または手術によって一時的に鼻の粘膜が腫れている場合は、頭痛が起きる場合がございます。
痛み止めの服用や頭を高くして安静にしてください。 - 術後、何日くらいで仕事復帰できますか?
-
デスクワークでしたら、手術1~2日後から復帰していただけます。
肉体労働に従事している方は、手術2週間後からの復帰となります。
家事、食事、飲酒など、退院したらすぐに元の生活に戻るのではなく、無理せず徐々に元の生活に戻りましょう。
※シャワー浴は手術翌日から、入浴は1週間後から可能です。ただし、入浴が可能になってからも長湯はしばらく控えてください。





