肥厚性鼻炎(ひこうせいびえん)とは、鼻の粘膜(下鼻甲介)が腫れることで、鼻づまりや嗅覚障害が起こる病気です。
誰でも一時的な下鼻甲介の腫れは起こりえますが、長期間、腫れが続くことで日常生活に大きな支障をきたします。
原因
肥厚性鼻炎は、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの慢性的な炎症により起こります。
また、鼻中隔彎曲症の凹側の下鼻甲介が代償性に肥大して肥厚性鼻炎を生じることもあります。
症状
肥厚性鼻炎の代表的な症状は鼻づまり(鼻閉)です。
鼻閉が長期間続くと、睡眠や日中の集中力、学習、仕事など多岐にわたり悪影響を及ぼします。
治療
内服薬や点鼻薬で治療を行います。
上記治療で効果が乏しい場合は、手術(下鼻甲介を減量する手術)の適応となります。